結局、PS Vitaのマルチ端子は使われず、TVに出力して大画面でゲームをすることはできませんでした。
大画面でPS Vitaのゲームをプレイする公式の唯一の方法はPS Vita TVを使うことです。カメラやタッチパネルを使うゲームはできませんが、それでも楽しめるものは結構あります。
先日まで、PS Vita TV単体での販売が終了して、コントローラーとのセットで買うしかありませんでしたが、何故かまた単体販売が再開されています。
在庫処分
この機会に買おうと思ったのですが、何故、また単体販売されたのかを考えたら、買うと損をしそうな気がしました。
こちらの記事にあるように、PS Vita TVは初代PS VitaのLSIを使用しています。
第2世代のPS Vitaとは使用している部品が違いますので、今更増産するはずはありません。なら何故また販売が再開されたのかと考えれば、残りの部品を一気に使って処分しなければならない理由があるからでしょう。
第3世代PS Vitaまたは無線TVアダプター
PS4は日本でもそこそこ売れ始め、PS Vitaも順調に売れています。週刊ファミ通の集計を見ていると、3DSとWii Uの販売台数よりPS4とPS Vitaの販売台数の方が多い週もあります。新PS Vitaを投入してNintendoにとどめを刺すには絶好の機会でしょう。
PS Vita TVの最大の欠点はタッチパネルが使えないことです。そのためPS VitaにTV表示機能を付けた第3世代を出すか、PS Vitaから無線でTVに表示できるように何かしらの無線TVアダプターを出すのかもしれません。ちなみにiPhoneではApple TVを使って無線でTVに表示できます。
どちらにしても、PS Vita TVの役目は終わるようです。
今後、TVに映す方法は改造のみ
Sonyは携帯ゲーム機をTVでプレイしてもらうよりPS4を買ってもらいたいので、PS Vita TVの後継機が出る可能性は限りなく低いでしょう。
そのため、PS Vitaの画面をTVに映す唯一の方法は「偽トロキャプチャー」のみとなります。
PS Vita本体の改造となりますのでSonyの保証も無くなりますし、ゲームをプレイすること自体も利用規約に違反することになるかもしれません。
最近のゲームは、PS Vita、PS3、PS4の各機種対応版が出ているので、TVでやりたいならPS4版を買った方が無難でしょう。
なお、PS3、PS4、PS Vita TVはHDCPによるプロテクトがあるためHDMI経由での録画はできません。録画するなら選択肢はPS4しかありません。
まとめ
販売が終了したものが再度売られるのには何か理由があると考えるべきです。PS Vita TVを単体で安く買える機会ですが、PS Vita TVは役目を終える可能性もあることは考えておくべきでしょう。
(2016/2/27 追記)
一通り在庫が掃けたのか量販店でも見なくなりました。そのためAmazonなどでは高値がついていますが、最後の在庫を掻き集めているのか量販店でもまだ入手可能です。
私は地方の店舗から取り寄せてもらい、今日、新宿のヨドバシで購入しました。今見ると7店舗にあるようなので適正価格で買うなら今のうちでしょう。自分が購入する店舗に電話で問い合わせて、取り寄せてもらうことができます。
(2016/3/1 追記)
PS Vita TVの出荷が完了したとのことです。後継機を発表せずに完了したことで携帯ゲーム機をTVに映すということは正規の方法ではできなくなるようです。