2012/8/28にPSVITAはファームのVer.1.80がリリースされました。アップデート内容は、以下に説明されています。しかし、画像がすべて英語版のものというのも、開発拠点が日本ではないためなのかもしれません。きちんとローカライズは、すべきです。
PS1エミュレーター
当然ですが、以前購入した「かまいたちの夜」を再ダウンロードしてプレイしてみましたが、特に問題は無いようです。PSPで動作していたのですから、PSVITAでパフォーマンス不足になることは無いでしょう。
これで、タイトルに制限はありますが、PSVITAはPS1とPSPのゲームをプレイ出来るようになりました。
PS3にも順次PS2エミュレーターに対応したゲームが出てきますので、リモートプレイを使えば、PSVITAで、PS3とPS2のゲームがプレイ出来ることになります。
そして、PSVITA本来のゲームもプレイできます。PSVITAはSCEの最強のゲームマシンになったと言えます。
PSVITA本体のボタンでの操作
今回のアップデートで、これが一番便利だと感じました。
方向キーや、○、△、□、×などのボタンを押すと、薄い水色に点滅するフォーカスポイントが表示されます。あとはPSPと同様に方向キーで選択し、○で決定です。
Live Areaが表示されている場合は、L、Rでアプリを切り替えられます。
また、Live Areaでは、×を長押しすることで、剥がす動作と同様に、アプリを終了させることが出来ます。
ボタンがあるのに、何でもタッチしなければ操作出来なかった仕様の方がおかしいと思えていたので、やっと適正な状態になったと言えます。
ただし、これらの操作はアプリには影響はありません。アプリが元々ボタンに対応していなければ、ボタンでの操作は出来るようになりません。
クロスコントローラー
クロスコントローラーとは何のことかと思ったら、Wii UのようにPSVITAの画面とPS3の画面の双方を使って、PSVITAをコントローラーとしてプレイすることのようです。
これからWii Uに対抗するために、クロスコントローラー対応ゲームが、出て来ると思われます。
ブラウザー
背面タッチパッドでスクロールや縮小が出来るようになりました。
しかし、「トップページに戻る」ボタンを実装したためか、ブラウザーのプロパティーが正確に取得できなくなったようです。今まで表示出来ていたサイトでも、表示出来なくなるサイトが出てきます。現状では、このサイトも、画像をタッチして表示される拡大画像は、「トップページに戻る」で戻った一番上の部分に表示されてしまいます。
NetFrontなど使わず、もう少しマシなブラウザーを実装してもらいたいです。
3G/GPS
「GPS利用時の位置データの取得精度を改善しました」の文言があったので、Qualcommのミドルウエアの更新も行ったのだろうと思いました。GPSが更新されるなら、3Gも同様に更新されたはずです。以前は無かったと思うのですが、ネットワークオペレーターのLive AreaにもQUALCOMMの文字があります。
で、結果としては、状況は以前のファームより悪くなりました。
シェルノサージュなどゲームソフトには関係なく、単にスリープにして置いておいただけで、既に2回ハングアップしています。
ハングアップ回避のための自動スリープ時間の延長も、10分以上には延ばせません。そもそもスリープ状態にしておくだけで、ハングアップしますので、どうしようもありません。
ミドルウエアの更新で、ハングアップ率が高まったということは、ミドルウエア次第で問題が解決できる可能性があるということですから、早急に対処してもらいたいところです。
まとめ
全体的に、操作性の向上や、対応プラットフォームの拡大、他社ゲーム機やスマートホン対抗など、よく出来ていますが、基本部分で改悪とも思える部分もあるので、次期バージョンに期待します。
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