「【重要なお知らせ】機器認証台数変更に関するご案内」なるメールがPSPやPS3をネットワークにつないで利用している人に届いていると思います。
これは同じPlayStation Networkアカウントで利用できる機器を今まで5台だったものを2台に制限するというものです。
例えば、二人の子供部屋とリビングでPS3を家族のアカウントで使っていた家では、3台のうち1台を新たなアカウントに紐づけて、新たにソフト(ダウンロード版)やソフト内コンテンツ(服や装備など)を買わなければならないということです。
PS3を3台以上というケースは少ないかもしれませんが、問題はPSPです。
SonyはPSPをUMDが使えるタイプのPSP-1000/2000/3000シリーズ、UMDが使えないタイプのPSP Go、更にPS Vitaまで含めています。
私の場合は、UMDソフトはPSP-2000、ダウンロード版ソフトはコンパクトなPSP Goを使っています。本来ならUMDソフトもダウンロード版に変更してすべてPSP Goで利用するはずが、結局、UMDソフト所有者に対するダウンロード版への移行サービスをSonyが提供しなかったためです。
今回、PS Vitaでは、UMDソフト所有者に対してダウンロード版ソフトを安価に提供するサービスを行うとアナウンスしています。これはPS Vitaに何かしらのハード的なプロテクトを搭載する目途がついたためと思われます。
UMDソフト所有者に対してダウンロード版ソフトを安価に提供するサービスを行うとプロテクトを搭載していないPSP Goで利用されてしまう危険性があります。
PSPは、PSP、PSP Go、PS Vitaの3種類、機器認証は2台まで。こうなるとUMDソフトを使うためにPSPは必須で、新しいソフトや機能を使うためにはPS Vitaは必須。したがってPSP Goを機器認証から外すしかありません。
大々的に、これからの機種としてPSP Goを宣伝し、それにつられて買った人々、売れないからとSonyグループ内でも安価に販売されたことで買った人々、1万円の値下げにつられて買った人々、それらの人々に対して海外のSonyグループ幹部はPSP Goは失敗だったと明言しました。
それでも、今まで使うことはできていましたが、更にSonyは、PS Vitaを買うならPSP Goは捨てろと迫っています。
PSP Goのハッキングによる損失と、PSP Goの利用者を天秤に掛け、Sonyはハッキング対策を優先したのです。でなければ、PSPに関しては最低限、機種と同じに機器認証台数は、3台とすべきです。
「PlayStation3及びPSP (PlayStationPortable)をご利用のお客様へ」のページの右上には白々しく「ご意見・ご感想」などというリンクがありますが、ユーザーの要望を聞くつもりがあるのかどうか。
Sonyは自社の損失より、まずは、PSP Goを世に出してしまった責任を取るべきです。
頭を冷やして考えれば、プレスで作られるUMDを、今、ログインしているユーザーの物か、友人から借りてきた物かを識別することは不可能です。まあ、RFIDを仕込んでいるとか、UMDを回収するとかすれば別ですが。
だからこそ、認証機器台数を2台にしたのでしょう。UMDのチェック用のPSPとPS Vitaで最低限の2台。これで1アカウントを家族内で使いまわしていた家では、追加購入が必要となりますが、友人からUMDを借りて、ダウンロード版を入手することは可能でしょう。
UMDゲームのレンタル店が出てくるかもしれません。
何にしろ、PSP GoとPS Vitaは二者択一であることには変わりありませんが。
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