PS Vita用のReaderアプリの使用感を確かめたかったので、1冊だけ買ってみました。
サンプル書籍
コミックではありませんが、ページ右のカート部分の下に対応機器という項目があり、雑誌なのに何故か、PS Vitaしか対応していません。ちなみに、BOOK☆WALKERでも同じものが売られています。こちらで購入すると、iPhoneやAndroidスマートホンで読めます。
Readerアプリ内の書籍はスクリーンショットを許可していませんので、言葉だけでの説明になってしまいますのでご了承願います。
操作方法
Readerアプリの操作方法はLive Areaにあるヘルプではなく、Readerのコンテンツとしてアプリに付属するGUIDE BOOKに記載されています。
表示は、PS Vitaを縦にしての1ページ表示と、PS Vitaを横にしての2ページ表示が選べます。PS Vitaの向きを検出して切り替わりますが、自動で切り替わらないようにすることも出来ます。
PS Vitaを横にしての2ページ表示の場合は、2ページ表示と拡大表示を切り替えることが出来ます。拡大表示では、ページの左右を画面いっぱいに拡大した状態で表示され、縦方向はスクロールさせて見ることになります。
操作は、タッチ操作だけでなくボタンでも行えます。
- [R]、[L]ボタンでページ送り、戻し
- 右スティックで拡大/縮小
- 左スティックでスクロール(拡大表示の場合のみ)
- [SELECT]でメニューを表示
- [○]で拡大し、更に順次スクロール
- [△]でオプションを表示
- [□]でスライドバーを表示
- [×]で本を閉じる
問題点
表示が通常と拡大の2段階しか切り替え出来ません。そのため、コミックなどの比較的文字の大きな電子書籍は問題無いのですが、今回購入したゲーム雑誌などの電子書籍を読むには難があります。
ゲーム雑誌はAB版ですので、ちょうど縦横1/2に縮小したものを読まされている感覚です。虫眼鏡で見てみると確かに文字として読めるように表示されているのですが、肉眼で見るには無理があります。
また、一般的な電子書籍アプリにある文字サイズ変更が出来ません。このことから、PS VitaのReaderアプリは、現状、グラフィックしか表示出来ないのではないかと思われます。
まとめ
現状のPS VitaのReaderアプリは、少年誌のコミックまたは、青年誌のコミック(B6版)までの対応がやっと、というところでしょう。拡大を制限したり、文字サイズを変更できない点は、文庫など文字情報主体の電子書籍に対応するまでは期待できません。実装メモリーの不足で対応出来ないのかもしれませんが、対応してしまえば、電子ペーパーの電子書籍リーダーPRS-T2などを食ってしまう可能性があり、期待薄です。
ゲーム攻略本は、A5版、B5版、A4版などがありますが、現時点では、Reader StoreでPS Vita対応として売っていても、本屋で元のサイズを確認して、PS Vitaの画面サイズに縮小して自分が読めるか考えてから購入した方がよいでしょう。今のReaderアプリではコミック以外は購入しない方が無難です。
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