2012年10月に通知があったとおり、11月初めに「Life with PlayStation」と「Folding@home」が終了しました。
PS3のFolding@homeが終了
現在は、起動するとアップグレードが要求され、アップグレードすると、御礼のメッセージが表示されるだけになってしまいました。
PS3もデスクトップパソコン以上に電気を食いますので、気が向いた時に1ジョブだけ実行していましたが、全世界でのプロジェクトへの貢献は大きかったようです。
久夛良木氏が、どういう意図でPS3に実装させたのかわかりませんが、Linuxをインストール出来なくし、社会貢献も出来なくし、ひたすら自社利益のみを追う今のソニーは、QUALIAを作っていたころのソニーと違い、好きになれません。
PC版 Folding@home
Foldin@homeプロジェクトは続いており、PC版のクライアントプログラムを下記から入手出来ます。
ユーザー名をPS3の時と同じにすると、実績が引き継がれます。
実行中はPS3のように、分子構造を表示出来ます。
実行中の画面です。
実行しているマシンは、Core-i7 3770K + RADEON HD7950です。CPU(smp:8)とGPU(gpu:0)は別々のジョブを実行しています。
このマシンの場合、CPU側が約7時間、GPU側が約3時間で1ジョブを実行します。PS3の場合、1ジョブは6~7時間かかります。
単純比較は出来ませんが、Folding@homeにおける計算性能は、PS3とCore-i7 3770Kは、ほぼ同等ということになります。
2006年11月11日に発売されたPS3に、5年ほどかかって汎用CPUは追いついたことになります。この性能を6年前に実現していたPS3はすごいマシンであることは確かです。
しかし、汎用CPUの性能が追い付いたということは、ゲーム機としては寿命であるとも考えられます。
なお、Folding@homeのクライアントプログラムは、調整できるのかもしれませんが、デフォルトでは、全論理コアを使用率100%で動作しますので、バックグラウンドで走らすにしても少し重いかもしれません。
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