アリス・ギア・アイギスの3回目のバトルガール ハイスクールとのコラボでは、楠明日葉と粒咲あんこが追加され、それで終わりかと思っていましたが、ホーム画面に芹沢蓮華が表示されるようになりました。
バトガとのコラボ
バトルガール ハイスクールは、2019年7月にサービスが終了し、その直後に同じコロプラからサービスが提供されているアリス・ギア・アイギスでのコラボが発表されました。
バトルガール ハイスクールでも戦闘画面では3DでしたがSDモデルだったので、実際の等身で3Dモデル化されたのは新鮮でした。そしてその3Dモデルも違和感が無く、非常によくできていました。
最初のコラボの段階では、プレアブル・キャラクターとしては星月みき、サドネ、綿木ミシェル、常磐くるみの4人が3Dモデル化されたのですが、ホーム画面の出口の先の通路を煌上花音が通り過ぎていましたので、また、コラボをやるのだろうということは予想できました。
予想通り、2回目のコラボでは、煌上花音と国枝詩穂がプレイアブル・キャラクターとして追加されました。予想外だったのは、CDとして未発売だったバトルガール ハイスクール内での楽曲とf*fの新曲がダウンロード販売のみとはいえ、ちゃんと残るものとして商品化されたことです。
そして、第3回目のコラボでは、復刻イベントと★4確定の無償ガチャでのバトガキャラの配布がありました。無償ガチャという時点で、これが最後のコラボと感じさせるものでした。
しかし、なでラジで発表されたものは、粒咲あんこと楠明日葉のプレアブル・キャラクターの追加と新規イベントでした。新規イベントはバトルガール ハイスクールでイベントとして開催された内容をアリス・ギア・アイギスに合わせた感じのものでした。
芹沢蓮華の追加が意味すること
これまでに追加されてきた3Dキャラクターは、星月みき、サドネ、綿木ミシェル、常磐くるみ、煌上花音、国枝詩穂、粒咲あんこ、楠明日葉の8人です。
星月みきはバトルガール ハイスクールのヒロイン兼主人公です。人気もあったので3Dモデル化するならまず、星月みきは絶対のものでした。サドネ、綿木ミシェル、常磐くるみも人気のあったキャラクターなので3Dモデル化されたのも理解できます。煌上花音と国枝詩穂は2回目のコラボで新曲リリースが最初から予定されていて、その兼ね合いで3Dモデル化されたと思われます。粒咲あんこは3回目のコラボで追加されたアイランドゲームにおける重要人物ですので3Dモデル化されたと思われます。また、粒咲あんこはもともと銃を武器として戦っていましたので、アリス・ギア・アイギスとは相性がよいでしょう。星月みきが主人公なら楠明日葉は星守のリーダーですので、やはり次に3Dモデル化が必要でしょう。そして今回、芹沢蓮華が追加されます。この意味を考えてみます。
バトルガール ハイスクールは4年以上も続いたヒット作です。リズムゲームと合わせたリアルタイムバトルで非常に難しいのですが、サブに3つまでのカードをセットでき、お気に入りのキャラクターで他のキャラクターのスキルを使うことができるなど、非常に楽しくプレイできました。ところがリズムゲーム部分の操作に使っていた「ぷにコン」が任天堂から提訴されバトルガール ハイスクールは窮地に立たされます。直接提訴されたのは白猫プロジェクトですが同じ「ぷにコン」を使っているバトルガール ハイスクールも実質的に同じ状況です。
結局、メディアでのコラボは全部無効となり収入減がガチャだけとなったことでユーザーにしわ寄せが行きました。★4確定ガチャが無くなり、出現率も下がったことでユーザー離れを招きました。最終的にメインシナリオだけは完結させてサービスは終了しました。この時、コロプラ内部では現場と会社とでは対立関係にあったのかもしれません。バトルガール ハイスクールのサービス終了直後に会話場面で利用されていたLive2Dをまとめていた人がスピンアウトしてフリーで活動しています。「10日でマスター Live2Dモデルメイキング講座」という本も出しています。
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最終的にぷにコン訴訟は和解で決着しました。
しかし、バトルガール ハイスクールは既に終わった作品です。今更ぷにコンで再スタートするわけにもいかないでしょう。コンシューマーゲームとして出すにしてもぷにコンを使わないバトガはバトガではありません。Live2Dにしてもスピンアウトした人が仕事として受けるかどうか。
それでもコロプラはバトルガール ハイスクールというIPを捨てたくないのでしょう。ゲームとして再スタートできないなら、他のゲームプラットフォームに乗ってでも生き続けさせたいのかもしれません。通常サービスが終了したゲームは更新されないサイトが残るだけですが、バトルガール ハイスクールは、毎年4月16日には○周年という催しを行ってます。今年は7周年でした。
バトルガール ハイスクールは星守が18人、パラレルワールドの星守が3人、現役を退いた星守が3人います。今回、芹沢蓮華が追加されたことで18人のうち半分の9人が3Dモデル化されたことになります。こうなると、まだまだキャラクターは追加されることが予想されます。
まとめ
アリス・ギア・アイギスはCSとしてPS4/PS5向けにゲームコンソールでのリリースとなります。
元々ゲームエンジンをUnityに切り替えた時点でゲームコンソールへの進出は狙っていたのでしょう。DMM GAMESのWindows版は横長画面でコントローラーでの操作も可能なので、ほぼゲームコンソールと同じ操作性で遊べます。
バトルガール ハイスクールも同じように昔と同じ操作（ぷにコン）で移植してほしいというのがプレイしていた者の希望ではありますが、コロプラとしてはアリス・ギア・アイギスに寄生する形でもバトルガール ハイスクールのIPを生き永らえさせたいようです。
バトルガールハイスクール Prime Video
